【ケース別】出産費用について
今日明日にも第3子が生まれる予定なので、これまでにかかった費用を
振り返ってみたいと思います。
これから出産を迎えるにあたり、公立と私立(個人)の費用の違いや、
個室/相部屋、自然分娩/無痛分娩での費用の違いなどが気になっている方の
参考になれば幸いです。
金額としての実態と、それぞれ経験した上での所感にわけて書きたいと思います。
1.結論
(1)公立/私立の費用の違い
①公立の方が圧倒的に安い。
②公的補助(出産一時金:42万円)でおさめたい、またはこれを
超過しないようにしたい場合には、よほど良心的な個人病院でなければ
公立一択です。
(2)個室/相部屋での違い
実体験では、1泊/1万円前後程度の差がありました。
病院によってはより高級なコースもありますが使ったことはありません。
(3)自然分娩/無痛分娩
①無痛分娩(計画分娩)の方が麻酔処置なども行うため費用は高いです。
個人病院で行った場合は+8万程度、大学病院(見積もりのみ)では
+12万程度でした。
②一方で、自然分娩の場合には、突然の入院なども多いので、
結果的には①の金額ほど差がなかった、というケースも多いかと
思います。
2.所感
(1)公立/私立の選択
赤ちゃんが健康に育っている場合は、大学病院と連携した
個人病院が一番良いと感じました。理由は以下の通りです。
①雰囲気が良い
・いきなりざっくりしていますが、これが一番大きいです。
・大きな病院だと流れ作業というか、当然なのですが業務として
対応していただくことが多くなります。
・また、大きな病院では、注意してケアが必要な方もたくさんいるので、
緊急時にはそちらへ意識が割かれます。
(不満ではなく、特性上、当然のことだとも思います。)
・一方、個人病院ではそもそものベッド数などが大型病院よりも
少ないこともあってか、ケアが細かいように感じます。
②ご飯がおいしい
・大変な出産を終えた後なので、体力回復にはおいしい食事は
とても重要な要素だと思います。
・選び方が難しいですが、うまく選ばないと食事の質はかなり差が
大きいので、気分が上がりそうな場所を選ぶことをお勧めします。
(2)個室/相部屋の選択
①こちらについては個室をお勧めします。
②話し相手が、、費用が、、という意見もあるかもしれませんが、
基本的に相部屋で相手と話す余裕はあまりないと思います。
仮に自分に余裕があっても、相手に余裕がなければ話す雰囲気ではなく、
自分に余裕がないと相手に話かけられも対応に困ります。
③個室であれば自分のこと以外に気を遣う必要がないので、おすすめです。
また、トイレや洗面台がついているタイプであれば歩く距離が減るので、
些細な事かも知れませんが、その点もおすすめです。
(3)自然分娩/無痛分娩
こちらが一番判断に迷うというか個人の環境で差がでそうなので、
メリット/デメリットを記載します。
①メリット
・無痛分娩だと、スケジュールが立てやすい。
自然分娩では、いつ何が起こるかわかりません。
予定日より早いかもしれませんし、遅いかもしれません。
予定日前後にはきっと毎日そわそわした日々を送るかと思います。
その点、無痛分娩であれば日にちは事前に決まるので、その前に
自然に生まれない限りは、予定がかなり立てやすくなると思います。
配偶者含め、仕事の予定などに配慮が必要な場合は大きなメリットだと
思います。
・自然分娩だと、費用が安い。
最初に書いた通り、病院次第ですがおおむね10万以上は差がでるので、
経済面での違いはメリットだと思います。
②デメリット
・無痛分娩に対する周囲の理解が低い。
病院の先生曰く、日本での無痛分娩は全体の10%を下回るそうです。
しかし、海外(いわゆる先進国)ではこの無痛分娩>自然分娩という
割合とのことです。
日本では、お腹を痛めて生むべき、という考えの人も多いので、
そのような方が周囲にいると、あまり歓迎されないかもしれません。
ただでさえメンタルが変動しやすい時期なので、あまりこのような
ことで左右されるのは好ましくないと思いますので、無痛を選択し、
周囲に歓迎しない方がいる場合には、早い段階から理解を求めていく
ことをお勧めします。
・麻酔手術を伴う
痛みを和らげるために麻酔を用いますが、背骨から細い管で入れるので、
万が一周辺の神経を傷つけた場合、後遺症などが残るリスクもあります。
・費用が高い
自然分娩よりも10万円程度~高額となります。
以上がケース別の考えになります。
うちの場合は、個人病院で無痛分娩、個室が一番よかったです。
大学病院での42万円+@よりも20万程度高額にはなりましたが、
出産前後のストレスやその後の回復を見ても、大変価値があったと思います。
皆様の参考になれば幸いです。